2013年4月15日月曜日

スプリッツァーを使った多重露光

LOMO LC-A+には専用のスプリッツァーがあります。
レンズの前にはめて露光しない部分をブロックする道具です。
ちょっと想像しにくい方もいるかもしれませんね。

こんな写真が撮れます。


まず上半分を露光しないようにスプリッツァーをかぶせて下半分を撮ります。
そして前回書いたようにMXレバーでもう一回シャッターが押せるようにします。
次は下半分を露光しないようにして、カメラを逆さにしてシャッターを押します。それがこの写真の上半分です。

これも詳しいやりかたはLomographyのサイトにありますが、こればかりはやってみないとわからない。
慣れと偶然です。これこそフィルム写真の醍醐味だと思います。


自然の日光はいつも同じではないので、シャッターを押すタイミングで日が陰ってしまっていたり。

スプリッツァーで作った多重露光のいいところは、重ならないところです。
多重露光ですが、フィルムは一回しか感光していないのです。なので濁らない色を得ることができるし、どうやって撮ったの?という驚きがあります。

今回も使用フィルムはlomo color slide X-pro 200
クロスプロセスにしています。



おまけ。
フィルムの多重露光ができるカメラは他にもLOMO DIANA F+などあります。
DIANAもスプリッツァーがあります。
レンズオプションも多いのでかなり遊べるカメラです。LC-A+に比べてトイ感覚があります。
中判カメラなのでちょっとコツがいるかもしれませんがおもしろいカメラです。

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